最近では、自分の死後の葬式の相談をする人が増えています。生前予約はアメリカから始まった方法で、日本では東日本大震災以降に利用する人が増加傾向にあります。「いつどうなるかわからない」ということでエンディングノートの作成が流行った時期もありました。日本ではそれまで、お葬式のことを考えるのはタブー視されてきました。

死を考えることは忌むべきこと、という考えが基本にあるからです。しかし、実際には自分の死後のことを考えておいたほうがメリットは大きいです。自分の意思をお葬式で反映させられますし、料金を安くすることにもつながります。葬儀にかかる料金は、伝統的な仏式葬儀を行った場合は合計で200万円弱と言われています。

この料金は葬儀後1週間以内に現金で葬儀社に支払うのが一般的です。これだけのまとまった金額を用意するとなれば、慎重に内容を考えておいたほうが良いです。生前予約とまではいかなくても、生前に家族間で話し合っておくだけでも違います。例えば、家族だけで執り行って欲しい、会葬者は20名くらいの少人数で行って欲しい、祭壇はどれくらいのランクが良い、戒名の有無、などを明確にしておけば、家族の負担が減ります。

また、自分の最期のあり方を見直すこともできます。家族間で話し合って決めておくと同時に、できれば利用したい葬儀社の目星をつけておくと安心です。業者を決めておければ、搬送から式次第までひとつの業者にまとめることができます。

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