葬式を行う経験は、何度もあるものではありません。その際には、決めなければならないことが多いので、万が一のときにあわてないように、全体の流れを知っておきましょう。病院で亡くなった場合に、まず決めることが遺体の安置場所です。一般的には自宅に連れて帰りますが、安置場所がない場合には葬儀社の遺体安置所などに運びます。

遺体の搬送は、病院と提携している業者に頼めますが、葬儀を依頼する葬儀社を決めておくとスムーズです。菩提寺がある場合には連絡し、近親者にも知らせます。安置場所では枕飾りをし、僧侶に枕経を上げてもらいます。葬儀社と相談して、喪主や日程、予算などを決めます。

知人や勤務先、町内会などに連絡します。家族で納棺し、通夜を斎場で行う場合には斎場に向けて出発します。通夜は、夜の6時から7時くらいに開始し、1~2時間程度行います。受付は、30分前には始めるようにします。

遺族と関係者が着席後、僧侶が入場し読経を始めます。焼香は、喪主、遺族、親族、一般会葬者の順に行います。一般会葬者は焼香の後、通夜振る舞いの席に案内します。僧侶が退席し、喪主がお礼の挨拶をします。

通夜の翌日の昼間、葬儀が行われます。流れは通夜と同様ですが、途中で弔辞、弔電の披露が入ります。故人とのお別れの儀では、棺に生花を入れ蓋をしめ、出棺となります。火葬場では、火葬炉の前で焼香をし、別室で火葬の終了を待ちます。

火葬終了後は骨上げをし、骨壺に納めたら、喪主が持ち帰り、後飾りの祭壇に安置します。

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